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korsakoff症候群

このkorsakoff症候群は聞き慣れないと思いますが、国試ではよく出るものなのでここは一つざっくりと覚えておきましょう。

 

コルサコフ症候群は、アルコール依存症の患者の離脱状態から移行するもので

①記憶障害

失見当識

③作話

が主症状であります。重症では記憶障害、失見当識の回復が困難となる。ビタミンB1欠乏が原因である。

これの覚え方は、コルサコフ、失敗作は忘れよう!

訳:コルサコフ症候群では、失見当識、作話、健忘、記名力低下が起きます。

 

ここで国試問題

 

44回94

コルサコフ症候群の症状はどれか。2つです。

  1. 作話
  2. 解離
  3. 語健忘
  4. 失見当識
  5. もうろう状態

これは、失敗作は忘れよう!で大丈夫なラッキー問題です。

答えは1と4ですね。

 

2の解離はみられない

3の語健忘とは、言語を想起できないことをいい、脳梗塞などによる聴覚言語障害(ウェルニッケ野)の障害により起こる

5意識障害はみられない。

 

43回94

アルコール依存に関連が少ないのはどれか

  1. ペラグラ脳症
  2. Wernicke脳症
  3. リープマン現象
  4. コルサコフ症候群
  5. ミョウヒハウゼン症候群

 

さっきとは打って変わって難しくなりましたね。

1ペラグラ脳症とは、ニコチン酸などの欠乏によるもので。アルコール依存による低栄養状態などが原因となる。皮膚状態(露出部の紅斑、水疱、落屑など)、胃腸(下痢)に加えて多彩な精神状態(錯乱・幻覚)がみられる。これは関連している。

 

2Wernicke脳症はビタミンB1欠乏が原因だが、離脱期に出現し、せん妄、健忘、発熱、傾眠、眼筋麻痺、瞳孔障害、けいれん発作がみられ、急性に経過して予後不良である。間脳・中脳に小出血巣がみられる。これも関連している。

 

3リープマン現象とは、振戦せん妄状態にある患者を閉眼させて眼球を圧迫すると、検者が暗示するものがみえる現象を言う。例えば、眼球を圧迫しながら「ねずみ」を暗示させると目を開いた時に暗示したねずみが幻視としてみえてしまう。これも関連している。

 

4コルサコフ症候群は先述したとおり。失敗作は忘れよう!です。アルコール離脱後の振戦、せん妄の後に生じる。よってこれも関連している。

 

5ミュンヒハウゼン症候群とは、入院治療を受けるために、意図的に身体疾患や精神疾患を捏造する虚偽性障害を言う。この名前は実在した18世紀のドイツの騎兵隊将校である。これはアルコール依存に関連はない。

 

というわけで正解は5ですね。コルサコフ症候群は、アルコール離脱症状から移行するもので、失敗作は忘れよう!がポイントです。

作話、失見当識、記憶障害が主症状です。しっかりと抑えておきましょう。